Dr.MANAの南仏通信〜フランスのエスプリをご一緒に…〜
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☆★実録★カプリ島、青の洞窟へ、陸路がお勧め♪ Grotta Azzurra (isola di Capri)
 (2014.07.17)



カプリ島の玄関、マリーナグランデへはナポリから高速艇でアプローチ。


ボンジョルノ! バンビーニ!

南イタリア、アマルフィ海岸“超★ LOVE”の私は、今まで4〜5回ほどカプリ島に立ち寄っておりました。けれど、一度たりとも青の洞窟に入れたことがありません。青の洞窟は入口がとても狭いとかで、波の高さ、天候、もろもろの条件が整わないと入れないのです。

「えーーー? 私は初めて行ったけど、一発で入れたよー。やっぱ行いがいいのかな。えへへ」
「ぼくも最初で入れたよ。そうかー。ラッキーだったんだね」

…( ̄∀ ̄)確かに私、日頃の行いはよいとはいえないけれど……

超★前向きの私は固く信じ込むのでした。
“思いがすぐに達成されないからこそ、何度も何度もこの魅惑的な美しい島に呼ばれる。有難味も増す。それはとても幸せなことだわ”
 
とはいえ、『死ぬまでにゼッタイ行ってみたいところリスト』エントリーしてから、早?年。そろそろ達成したいというのが本音です。


マリーナグランデを望むレストラン

そんな私に、カプリ島に家族で泊まったことがある恩師からの神の声。

「青の洞窟の近くのホテルに泊まると、バスや徒歩でも洞窟の入口まで行けるんだよ。早朝に行ったら舟もまだあまりなくて、本当に素晴らしかった」

なるほど〜。マリーナグランデからの船でのアプローチというのが日本では最もよく紹介されますが、洞窟前で再度小舟で乗り換えるというし、待ち時間が結構あって船酔いした人の話も聞いていた私は、咄嗟にコレだ!! と思いました。


マリーナグランデからアナカプリのバス停まで、ホテルの送迎車で移動しました。タクシー、バスを乗り継ぎカプリ地区経由でいく方法等があります。

道中、断崖絶壁マニアには垂涎ものの絶景が眼下に広がります。


アナカプリから青の洞窟までは、バスで15分ほど。シーズンですと、20分に1本は出ていたと思います。


崖の上のバス停付近から見た青の洞窟周辺。この日は午後4時くらいでしたが、まだ洞窟内に入れるのでしょう(午前中の方が入れる確率が高いそうです)。舟がたくさん集まってました。


洞窟の入り口のすぐ近くまで、徒歩でアプローチできます。

ここが長年夢みていた青の洞窟なんだわ! と感慨ひとしお。しかも幸運な事に船着場には誰も待っていません。待ち時間ゼロで小舟に直接乗れました。しかも、船酔いなしなので体調も万全!


順番待ちの小舟。洞窟の入口は大変狭く、天井も低く、確かにこれでは満潮など水位が高かったりちょっと波が荒かったりしたら、入ることは不可能です。


というわけで、とうとう念願のリベンジ、青の洞窟。超絶ブルーの世界へ。ちなみにこのブルーは水面下に大きな開口部があって、洞窟の底で形成された白い石灰岩が太陽の光に反射するので、夜、プールがライトアップされたように見えるとのこと。

船頭さんが2周してくれる間に、身につけていたパワーストーンたちを水の中へ浸します。きゃ。手も何もかもブルーに染まる。


小さな魚が泳いでいました。


ん??? 左に見える影はもしや…… ははん、なぁるほど ( ̄ー ̄)

この後、私はある一大決心をしました。
翌朝、実際に決行しましたとさ (^▽^ケケケ


タイミングでしょうか。洞窟内を出ると、人が並んでました。でも、揺れる舟の上で待つよりずっと楽で早そうです。


ボナペティート!青の洞窟近くのパノラミックな魚介レストランで舌鼓です。


見事な夕日を臨む。下の洞窟付近(?)からは陽気なユーロビートが聴こえてきます。お祭り気分。


そういうわけで、お勧め陸路コース+αのご案内でした。

挫折?年挑戦?回目。人生初の青の洞窟、心ゆくまで見事に堪能いたしました。

教訓★人生最後まで諦めてはいけません。予想だにしなかった物語の素晴らしい完結が待っているかもしれないのですから。

チャオ♪