Dr.MANAの南仏通信〜フランスのエスプリをご一緒に…〜
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☆インドシナ幻想 その1『アンコール・ワットとアンコール・トム』☆(2010.9.22)



熱帯雨林の中、9〜13世紀におよそ700年に渡って栄えた、アンコール王朝。
巨大寺院を次々に建てたものの、
信仰に篤いクメール人達は忽然とどこかへ消えてしまいました。
今もってその行方は謎とされています。

近代ではクメール・ルージュに代表される内乱で、
アンコール・ワットを目指した多くの命が失われたとききます。
今でも3万もの地雷が埋まっており、事故に遭う人も後を絶ちません。



神々の楽園に続く道。
フランス統制下の時代に、右半分だけ修復されたそうです。^^;


壮大な絵物語。外壁にはレリーフが。



伽藍の一番高いところ。第三回廊と祠堂です。
いにしえの人々は、ここで天界と交信していたのでしょうか。



ヒンドゥーの女神、デヴァター。
お顔立ちは東南アジア系ですが、体型はインド的。=^.^=



周囲の密林。雨期には日に1〜2度スコールが来ます。
ちょっと怪しい空模様。



朝焼け参拝。あまりの神々しい姿に、暑さで幻覚をみているよう。



睡蓮…でしょうか。
早朝だったので、情熱的なローズ色の花が咲いているのを見ることができました。

☆ アンコール・トム

アンコール王朝最後の栄華を誇ったアンコール・トム。
おおらかな仏教徒は、ヒンドゥー教との共存を赦しました。


乳海攪拌をイメージした南大門。●×のようでもあります。


慈悲と救済の宇宙観。微笑みの仏像。つられてニッコリ。


なぜ一体の仏像だけに光りが……!?


ライ王のテラス。壁面の神々たちの彫刻が圧巻。